この記事では「システムエンジニアはやめとけ」といわれる理由について解説します。システムエンジニアは、今子どもの教育現場でも注目されているSTEM教育の一環で、プログラミングや情報技術に精通した職業。そんなシステムエンジニアをやめとけと言う理由は何なのでしょうか?
これからの時代に間違いなく需要が増えるシステムエンジニア。やめとけといわれる根拠やその実情を徹底調査してみました。
システムエンジニアはやめとけといわれる理由は?
システムエンジニアはやめとけといわれる理由は、複数あります。社会的にも必要な職種の1つであり、若者や子どもたちを中心に人気でもある、システムエンジニア。やめとけといわれる理由には、実際の労働環境や必要な資格など、働くからこそ生じる苦労がありました。
数ある職業の中でもシステムエンジニアがやめとけといわれるのは、なぜなのでしょうか?
給料が上がりづらいから
システムエンジニアはやめとけといわれる理由は、給料が上がりづらいからです。
システムエンジニアの労働環境は、下請け構造になっていることがほとんどです。そのため、3次受けや4次受けなどのシステムエンジニアになると、受注単価が低くキャリアアップが難しくなるケースもあるのだそう。
同じ仕事をしていても、複数の階層に渡り再委託されることでどんどん給与が下がり、モチベーションが上がりづらくなってしまいます。
時間外労働があるから
システムエンジニアはやめとけといわれる理由は、時間外労働があるからです。
システムエンジニアの仕事の1つであるシステム開発をするには、プロジェクトの納期が設定されます。システムエンジニアの仕事には予期せぬハプニングや不具合がつきものですので、急なスケジュール変更や修正が発生することも。
その結果、納期に間に合わせるために時間外労働を強いられることがよくあります。
スキルアップが難しいから
システムエンジニアはやめとけといわれる理由は、スキルアップが難しいからです。
システムエンジニアになりたての新人は、エンジニア業務を任せてもらうことができません。アシスタントとして学べる環境であれば良いですが、事務作業や雑務などエンジニアと関係ない仕事を担当することもあるそうです。
そうなった場合、職場でシステムエンジニアとしてスキルアップすることは難しく、結局仕事以外の時間に独学で学ぶ必要があるかもしれません。
そこまでの覚悟がなければ、難しいということなのでしょう。
システムエンジニアの仕事内容は?
システムエンジニアの仕事内容は、ソフトウェアの設計や開発です。
システムをより便利にしたいクライアントの要望や悩みをヒアリングし、ソフトウェアを開発するのが主な業務内容です。
ソフトウェアの開発ということで、プログラミングを行うイメージもあるかと思いますが、プログラミングはプログラマーが行うことが多いそうですよ。
【参考サイト:デジタルハリウッド大学】
システムエンジニアになるための資格や能力は?
システムエンジニアなるために、特別な資格は不要です。しかし、資格を取得することでスキルを証明したり、実務で役立ったりするメリットはあるでしょう。システムエンジニアのスキルに関連した資格は、以下のようなものがあります。
目的や難易度から、ご自身に合う資格を選んでみてくださいね。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト
まとめ
「システムエンジニアはやめとけ」といわれる理由についてご紹介しました。これからの時代に重宝するといわれているシステムエンジニア。やめとけといわれるのは、労働環境や多重下請け構造という特殊な働き方にデメリットを感じる人からの意見であることが分かりました。
STEM教育で今後も多くの子どもたちが目指す職業であろうシステムエンジニアが、より働きやすく労働に見合った報酬が与えられる職種になることを祈るばかりです。
システムエンジニアという職に興味がある人は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。