自宅で好きな時間に取り組めて、手軽に続けやすい「通信教育」。
小学校入学前の幼児を対象とした教材も多く、これから始めたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。
しかし、幼児向けの通信教育は種類が多く、選ぶサービスによって学習スタイルや内容などが大きく異なります。
なかには「どれを選んだらいいのかわからない」とお悩みの場合もあるかもしれません。
そこで、今回は幼児向け通信教育のおすすめ6選をご紹介します。
それぞれの特徴を比較するとともに、事前に知っておきたい選び方や続けるコツなどもまとめました。
ぜひ参考にしながら、お子さまにぴったりなサービスを選びましょう。
幼児向け通信教育のメリット
まずは、幼児向け通信教育を利用する魅力について押さえておきましょう。主なメリットは以下の2点です。
小学校への入学準備ができる
幼児向け通信教育を始める魅力のひとつが、小学校の入学準備ができることです。
ひらがなやカタカナ、数字など入学に向けて必要な基礎スキルを高められることはもちろん、机に向かって学習する生活習慣を身につけられるなどのメリットもあります。
送り迎えがなく、気軽に続けられる
幼稚園や保育園のあと、あるいは休日など、好きな時間に取り組めることも幼児向け通信教育ならではのメリットです。
自宅で行うため送り迎えの必要がないことから、ほかの習い事と両立しながら気軽に続けられるでしょう。
親子のコミュニケーションに最適
幼児向け通信教育のなかには、親子で楽しみながら取り組める工夫がされているものも多く見られます。
たとえば工作や手遊び、運動遊びなどがカリキュラムに盛り込まれており、お子さまとのコミュニケーションにも最適です。
幼児向け通信教育を選ぶ際に注目したい5つのポイント
幼児向け通信教育には親子にうれしい魅力がたくさんありますが、メリットを最大限に活かすためには「ご家庭に合うサービスを選ぶ」ことが大切です。
以下でご紹介する5つのポイントに注目しながら、気になるサービスをじっくりと比較検討してみましょう。
(ポイントその1)料金
まずチェックしておきたい点が、講座料金です。
幼児向け通信教育の料金相場は「月額2,500円~3,000円」程度ですが、選ぶサービスによっては相場よりも倍以上の費用がかかるところもあります。
ほかの習い事や将来的にかかる費用などを考慮しながら、負担なく続けられるサービスを選ぶとよいでしょう。
(ポイントその2)教材のレベルやボリューム
教材のレベルやボリュームについても、幼児向け通信教育を選ぶうえで確認しておきたいポイントです。
幼児期の学習において大切なのは「勉強に興味を持ってもらうこと」なので、お子さまが無理なく取り組めるものを選択することをおすすめします。
(ポイントその3)子どもが楽しみやすい工夫があるか
幼児向け通信教育を利用するにあたり、お子さまには「勉強の楽しさ」や「新しいことを覚えられたときの達成感」を味わってもらいたいところです。
たとえば月齢に合ったエデュトイ(知育玩具)が送られてくるなど、遊び感覚で学べるような工夫がされている教材を選ぶと楽しみながら続けやすいでしょう。
(ポイントその4)保護者へのサポート内容
料金や教材とともにぜひチェックしておきたいポイントが、保護者へのサポート内容についてです。
特に「なるべく親の負担が少ないサービスを選びたい」とお考えの方は、運営側がどの程度お子さまの学習をサポートしてくれるのかを事前にしっかりと確認しておきましょう。
(ポイントその5)第三者からの評価
気になる通信教材が見つかったら、評価や口コミをチェックして「信頼性」について確認しておくことをおすすめします。
高評価のサービスのほうが、講座内容のクオリティが高いと判断できるためです。
信頼性を判断する際には、「イード・アワード」などの顧客満足度調査を参考にされるとよいでしょう。
また、受講の口コミも合わせてチェックできると、サービスの品質について判断しやすくなります。
「紙タイプ」と「タブレットタイプ」はどちらがおすすめ?
幼児向け通信教育の選び方についてご紹介しましたが、なかには「紙タイプ」と「タブレットタイプ」のどちらを選ぶかで迷う場合もあるかもしれません。
そこで、それぞれのメリット・デメリットを踏まえながらおすすめしたい人の特徴をご紹介します。
(紙タイプをおすすめしたい人)
- 机に向かって学習する習慣を身につけさせたい人
- 鉛筆や消しゴムの使い方に慣れさせたい人
- 子どもにしっかりと付き添える人
(タブレットタイプをおすすめしたい人)
- 机に向かう習慣がないため、まずはとにかく家庭での学習習慣を定着させたい人
- 子どもひとりでも学習できるサービスを利用したい人
紙タイプは基本的に親が丸付けを行うスタイルなので、保護者の付き添いは必要不可欠です。
もしも忙しくてなかなか時間を取れない場合には、お子さまひとりでも学習を進められるタブレットタイプを選ぶとよいでしょう。
また、紙タイプの場合は自然と机に向かう習慣が身に付くため、学習に意欲的なお子さまにおすすめです。
逆に、机に向かうことが苦痛なお子さまに強制してしまうと勉強嫌いになる恐れがあるため、そのような場合はゲーム感覚で学べるタブレットタイプが向いています。
幼児向け通信教育おすすめ6選を徹底比較!
ここからは料金や教材内容のバランスに優れた、始めやすい幼児向け通信教育6選をご紹介します。
それぞれの特徴に注目しながら、お子さまにぴったりなサービスを見つけましょう。
ベネッセ「こどもちゃれんじ」
「こどもちゃれんじ」は、0歳~6歳まで各年齢・月齢の発達に合った学びを提供している通信教育です。
教材はワーク(紙教材)やエデュトイ、絵本、DVDで構成されており、親子で楽しみながら学習を進められます。
国語・算数といった基礎学力の向上を期待できるだけでなく、挨拶の仕方やお友達との関わり方といった社会性を高められる点も大きな魅力です。
また、お子さまひとりでも夢中になれる工夫がされているため、「ときどきは子どもひとりで学べるタイプを選びたい」という方にも適しています。
対象年齢 | 0歳~6歳 |
学習スタイル | 紙教材+副教材(エデュトイ・絵本・DVDなど) |
料金の例 | ・年少向けコース 月額2,379円(税込)/ 12カ月一括払いの場合は1カ月あたり1,980円(税込)
・年中・年長向けコース 月額2,980円(税込) / 12カ月一括払いの場合は1カ月あたり2,480円(税込) |
特徴 | ・楽しく学べるエデュトイが充実 ・幼児期に必要な生活習慣・学力が身に付く ・イード・アワード2020年「子どもが好きな通信教育」部門賞受賞 |
公式サイト | https://www2.shimajiro.co.jp/ |
ジャストシステム「スマイルゼミ」
「スマイルゼミ」は、今回ご紹介する幼児向け通信教育のなかで唯一のタブレット型サービスです。
年中・年長のみが対象となっており、ひらがなやカタカナ、数字、生活といった基礎知識だけでなく「英語」も含まれている点が大きな特徴です。
ちなみに、タブレットやペンは非常に高性能なつくりになっており、鉛筆で書くのと同じ感覚で取り組めます。
どの分野もわかりやすい映像によって理解を深められるため、机に向かうことが苦手なお子さまにおすすめです。
対象年齢 | 年中・年長コースのみ |
学習スタイル | タブレット学習 |
料金の例 | 月額3,278円(税込) ※12カ月一括払いの場合 ※別途専用タブレット代あり |
特徴 | ・タブレットによる学習のため、親の負担が少ない ・学習開始から30分を過ぎると制限がかかり、やりすぎを防げる ・イード・アワード2020年「継続しやすい通信教育」部門賞受賞 |
公式サイト | https://smile-zemi.jp/youji/ |
幼児ポピー「ポピっこ」
「ポピっこ」は、親子で楽しみながらテキストを読み進めるタイプの通信教育です。
最大の特徴はリーズナブルであることで、相場よりもかなり割安のため気軽に続けられます。
教材のレベル的には基礎が中心で、年少から毎月少しずつひらがなや数字を学習していき、年中・年長になるとワークが増えてより実践的な内容になっていきます。
親子のコミュニケーションを通じて学習を進めたい方、なるべく費用を抑えたい方にぴったりなサービスです。
対象年齢 | 2歳~6歳 |
学習スタイル | 紙教材 |
料金の例 | ・2歳~3歳/ 年少向けコース 月額980円(税込)
・年中・年長向けコース 月額1,100円(税込) |
特徴 | ・月額費用が相場よりも安い ・テキストが中心で、エデュトイなどの付録はほとんどない ・イード・アワード2020年「学費の満足度が高い通信教育」部門賞受賞 |
公式サイト | https://www.popy.jp/yoji/ |
Z回の通信教育 幼児コース
「Z会の通信教育 幼児コース」は、年少~年長までのお子さまを対象とした紙媒体の通信教育です。
ワークと実体験とを連動させたスタイルの学びを提供しており、基礎からハイレベルまでの実践力を強化できます。
親子で学習できる教材とお子さまひとりで取り組める教材の2種類があるため、ご都合に合わせて使いやすい点もうれしいメリットです。
考える力を養うことを目的としていることから、基礎にとどまらず応用力を高めたい方、小学校受験をお考えの方に向いています。
対象年齢 | 2歳~6歳 |
学習スタイル | 紙教材 |
料金の例 | ・2歳~3歳/ 年少向けコース 月額980円(税込)
・年中・年長向けコース 月額1,100円(税込) |
特徴 | ・月額費用が相場よりも安い ・テキストが中心で、エデュトイなどの付録はほとんどない ・イード・アワード2020年「学費の満足度が高い通信教育」部門賞受賞 |
公式サイト | https://www.popy.jp/yoji/ |
小学館「まなびwith」
「まなびwith」は、思考力を養うことに重点を置いたカリキュラムが特徴的な通信教育です。
幼児コースは年中・年長が対象で、小学館が運営するサービスであることから小学館「プレNEO図鑑シリーズ」を用いた調べ学習が多く盛り込まれています。
教材はテキストが主体で、年に3回程度副教材が届くスタイルです。
難易度としては基礎からハイレベルまで対応しており、年中コースは年2回、年長コースは年3回の添削テストがあります。
対象年齢 | 年中・年長 |
学習スタイル | 紙教材+副教材 |
料金の例 | 月額2,160円(税込) ※毎月払いの場合 |
特徴 | ・図鑑と連動した調べ学習が特徴 ・年に数回の添削テストがあり、家庭学習が身に付きやすい |
公式サイト | https://manabi-with.shopro.co.jp/ |
がんばる舎「すてっぷ」
「すてっぷ」は、主に2歳~小学校入学前のお子さまを対象とした幼児向け通信教育です。
教材はイラストのないシンプルな紙教材で、幼児期に必要な基礎学力を身につけられるカリキュラムとなっています。
注目したいポイントは、月額800円(税込)と業界NO.1の安さであること。
また、先取り学習も自由にできるため、なるべくリーズナブルに続けたい方、お子さまのペースでどんどん先に進みたい方などにおすすめです。
対象年齢 | 2歳~小学校入学前 |
学習スタイル | 紙教材 |
料金の例 | 月額800円(税込) |
特徴 | ・料金の安さは業界No.1 ・シンプルな紙のテキストのみで、自由に先取り学習が可能 |
公式サイト | https://www.gamba.co.jp/step/ |
幼児向け通信教育を続けるコツは「毎日習慣的に行うこと」
手軽に始めやすい点が魅力の幼児向け通信教育ですが、幼児期に自宅で学習を続けることに難しさや不安を感じる場合もあるかもしれません。
しかし、毎日コツコツと積み重ねていけば学習習慣は自然と身についていきます。
そこで、まずは毎日の学習時間を決めてみましょう。
朝の10分や夕食前の10分など、学習のタイミングをわかりやすくするとお子さまが認識しやすくなります。
そして予定通りに取り組めたら、たくさんほめてあげることが大切です。
もしも行き詰まったときは優しく励ましながら、お子さまが楽しく学習を続けられるように工夫をされるとよいでしょう。
幼児向け通信教育でお子さまの将来性アップを目指そう!
幼児向け通信教育の魅力や選び方をはじめ、口コミ評価の高いサービスを厳選してご紹介しました。
サービスごとに特徴が異なるため、教材のスタイルやレベル、料金などをじっくりと比較検討しながら慎重に選ぶことがポイントです。
まずは、無料の資料請求を行って情報収集しましょう。
なかには教材の一部をお試しできる場合もあるため、実際に試してみてお子さまの反応を見るのもひとつの方法です。
ぜひさまざまな通信教育を比較して、お子さまが楽しく継続しやすいサービスを利用しましょう。