この記事では「社会保険労務士になるのはやめとけ」といわれる理由について調査しました。社会保険労務士は通称「社労士」と呼ばれる、れっきとした国家資格です。しかし、士業の中では比較的知名度が低いと言われています。本来、社会保険労務士は企業と労働者が安心して活動できる環境を維持する、大切な職業です。しかし「社会保険労務士になるのはやめとけ」という意見の裏には、悲惨な現実や苦労が隠されていました。これから社会保険労務士になろうと思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
社会保険労務士はやめとけと言われる理由は?
社会保険労務士はやめとけと言われる理由は複数あります。専門的な知識を持った人がなれる国家資格で、やりがいを感じる仕事の1つです。しかし、さまざまな理由から「社会保険労務士になるのはやめとけ」という意見が多く上がっています。それは、社会保険労務士になるまでの苦労や、なってからの業務環境など、社会保険労務士として生きていく中で大変なことが絶えないからだそうです。詳しく見ていきましょう。
理由①求人が少ない
社会保険労務士はやめとけと言われる理由は、求人が少ないからです。社会保険労務士は難関国家資格ですが、社労士事務所の求人は少ない傾向にあります。社労士事務所では人を育てる環境が整っておらず、即戦力となる人員を探しているからだそうですよ。
【参考サイト:資格広場】
また、正式に企業に勤務する形が珍しいとされており、ほとんどの人は副業のように働いているようです。
理由②社会保険労務士になるまでが大変である
社会保険労務士はやめとけと言われる理由は、社会保険労務士になるまでが大変だからです。社会保険労務士の合格率はわずか6~7%といわれており、実務経験2年以上または講習の修了が求められます。
【参考サイト:資格の学校TAC】
また、試験に合格した後は都道府県社会保険労務士会に登録する必要もあり、資格取得のほかにやることが多くあるのです。また、その長い道のりの中には金銭面や時間的なリスクもあるため、社会保険労務士はやめとけと言われているようです。
理由③収入が見合わない
社会保険労務士はやめとけと言われる理由は、収入が見合わないからです。社会保険労務士は国家資格なので、試験勉強から難関となります。独学だと、800時間もの勉強が必要とされているため、社会保険労務士になるためには地道に長い期間、勉強を続ける必要があります。やっと社会保険労務士になっても、社会保険労務士の平均年収である500万円に届くかどうかは分からないため、社会保険労務士は割に合わないと考える人がいるようです。
【参考サイト:ユーキャン】
まとめ
社会保険労務士はやめとけと言われる理由を調査しました。合格率の低い国家資格である社会保険労務士ですが、試験に合格してもなお大変な道のりが続くことや、収入に見合わないと考える人が多いようです。同じように「公認会計士 やめとけ」という声もあるようで、取得に苦労する資格が必須の仕事ほど、一般的には推奨されないようですね。しかし、社会保険労務士は書類作成やコンサルティング業務など幅広く手がけ、企業と労働者の働く環境や信頼関係を守る大切な仕事。もし目指したいという人がいれば、世のため人のために活躍できるでしょう!