就職する際、大学職員はやめとけといわれているようです。大学職員は、高収入で安定した環境という印象があるかと思います。ブラック企業とは程遠く、採用を希望する人も多くいることでしょう。なぜ、大学職員はやめとけといわれるのでしょうか?
この記事では「大学職員はやめとけ」といわれる理由について、大学職員の年収や仕事内容を紹介しながら解説していきます。
大学職員はやめとけといわれる理由について
大学職員はやめとけといわれる理由は複数ありますが、まとめると「想像している職場環境とかけ離れている可能性がある」ということです。
大学職員という職業自体が、労働環境に恵まれていて安定している仕事だというイメージが先行しているがゆえ、実際に勤めてみると「なんか違う」と感じる人が多いようです。具体的にどのような理由があるのか、詳しく見てみましょう。
部署が多く希望の仕事ができないから
大学職員はやめとけといわれる理由は、部署が多く希望の仕事ができないからです。大学職員は、大学内の教務課や学生課、財務課、総務課、広報課など、さまざまな部署に分かれています。自分でやってみたい仕事があっても、面接での適性検査や個人の能力によって、自分の希望とは違う部署に配属されるケースがあるようです。
大学職員になりたい場合、大学生の力になったり相談員としてサポートしたりすることを夢見ている人も多いことでしょう。しかし、実際に配属された部署ではモチベーションが下がってしまう可能性があります。
年功序列だから
大学職員はやめとけといわれる理由は、大学職員の昇給・昇進システムが年功序列だからです。大学職員は、伝統的な企業や役所と同様に、年功序列であることが特徴です。そのため、上司や先輩に対し意見をしにくい環境であることを理解しなければなりません。風通しの悪さが、大学職員はやめとけといわれる理由になっているようです。
長期雇用が保証されていないから
大学職員はやめとけといわれる理由は、長期雇用が保証されていないからです。大学職員は、5年や10年ごとに契約更新が発生します。雇用の継続が安定していないため、大学職員はやめとけといわれるのですね。それでいて、給与が特別高いわけではないため、わざわざ大学職員を選んで就職する必要はないと感じる人も多くいるようです。
大学職員の年収は?
大学職員の年収は、約588万円です。
【引用:アガルートアカデミー】
ただし、この数字は国立大学の大学職員の年収データであり、また大学によって給与に差があるので、あくまで平均的な金額だと覚えておきましょう。
国税庁によれば、日本人の平均年収は461万円です。平均年収を上回っている点では、大学職員を続ければ続けるほど給与は安定していくでしょう。
大学職員の仕事内容は?
大学職員の仕事内容は、主に以下の通りです。
一般事務 |
学生対応、保護者対応 |
就職活動のサポート |
大学に対する各種問い合わせ対応 |
研究支援 |
授業のサポート |
学校行事の運営 |
大学の広報 |
配属される部署によってもまちまちなので「大学職員の仕事はこうです」とは言い切れないのだそうですよ。
まとめ
大学職員はやめとけといわれる理由について、調査しました。大学職員は安定した就職先の1つで、学生の大学生活や就活をサポートできるやりがいのある仕事です。しかし、働いてみないと分からない「やめとけ」といわれる理由もあるようですね。大学職員を目指している人は、意外と知らない実情について少しでも情報収集し、自分に適した職を探しましょう!