その勢いはとどまることを知らない、ジャニーズ性加害問題の影響。多くの企業がジャニーズ離れを見せ、事務所は将来的に廃業せざるを得ないほどに、日本全体を震撼させる大きな問題になっています。
その中心人物であり、一連の騒動の主犯でもあるジャニーズ事務所の創業者で初代ジャニーズ社長のジャニー喜多川さん。生前は、日本最大級の芸能事務所を設立した偉大な人物として、崇拝する人もいましたね。
今となっては大規模性被害の加害者として、日本からその痕跡を消す…とまでいわれているジャニー喜多川さんの、華麗なる家系図をまとめてみました。両親やきょうだいも、ジャニー喜多川さんと同じくらい世界的に注目を浴びた、偉大な人物だったことが分かりました。
スゴすぎる!ジャニー喜多川の家系図まとめ
ジャニー喜多川の父親は真言宗米国別院の僧侶
ジャニー喜多川さんの父親は喜多川諦道さんといい、高野山真言宗の僧侶として1924年に渡米した人物。
アメリカのロサンゼルスにある真言宗大谷派東本願寺別院で、住職を務めていたそうです。アメリカの日系社会では著名で、日本に帰国する際には引き止め運動が行われたという話もあるんですよ。
母親は早くに亡くなっていた
ジャニー喜多川さんの母親は、子ども3人を出産後まもなくして亡くなってしまったそう。死因などは明らかになっていませんが、母親の死後、ジャニー喜多川さんを含む子どもたちはそれぞれアメリカで生活してきたそうですよ。
アメリカ生まれ、アメリカ育ちのジャニー喜多川
ジャニー喜多川さんは、1931年にアメリカで出生します。アメリカ名はジョン・ヒロム・キタガワ、日本名は喜多川 擴(ひろむ)さんというそう。家族で日本に帰国しましたが、母親が亡くなったことをきっかけにきょうだいとともにアメリカに戻り、現地の高校を出ているのだそうですよ。1955年、24歳のときに日本に帰国し、永住していました。
ジャニー喜多川は5人きょうだいの3番目
ジャニー喜多川さんは、5人きょうだいの3番目に生まれた男児でした。ジャニー喜多川さんの姉といえば、2021年に亡くなったジャニーズ事務所・名誉会長でもあるメリー喜多川さんですね。
そして、ジャニー喜多川さんとは確執もあったといわれているのが、メリー喜多川さんの一人娘の代表取締役社長、藤島ジュリー景子さんです。
兄は喜多川真一さんといい、アメリカ航空宇宙局でアポロ計画の設計にも携わっていた、立派な科学者だったそう。1980年代に、50代で亡くなっています。ジャニー喜多川さんよりもあとに生まれたきょうだいについては、詳しいことが分かっていません。
義兄・藤島泰輔もスゴかった
メリー喜多川さんの夫で藤島ジュリー景子さんの父は、元ジャーナリストの藤島泰輔さん。藤島さんには妻がいたそうですが、メリー喜多川さんが略奪するかたちで藤島ジュリー景子さんを産み、以降は3人でアメリカに移住していたのだそう。
藤島さんの父親は日本銀行監事の藤島敏男さんで、藤島さん自身も上皇陛下の学友だったというほど、華麗な経歴を持っています。作家デビューした作品も、学習院大学での日々を綴ったものだったといいます。
ジャニー喜多川は生涯独身だった
喜多川氏は、現在報道されている通り若い頃から同性愛者、そして小児性愛者といわれており、結婚歴などはありませんでした。
しかし、家系が正しく認識されていないこともあり、姉のメリー喜多川さんをジャニー喜多川さんの妻、そして藤島ジュリー景子さんをジャニー喜多川さんの娘だと勘違いしている人が多かったそうです。
まとめ
偉大な人物として長らく崇拝されてきた、ジャニー喜多川さんの経歴や家系を振り返ってみました。
ほとんどが亡くなっており、現在はジャニーズ事務所前社長・藤島ジュリー景子さんだけが、「加害者の肉親」としてその責任を全うしようとしています。肉親といっても、生前は確執が多くジャニーズ事務所内でも派閥が分かれていたとされる、ジャニー喜多川さんと姪である藤島ジュリー景子さん。その根底にあったのは、偉大すぎる家系だったのかもしれませんね。