【百人一首】覚え方のコツは?最短で覚える方法や最初に覚えておくべき札も解説

【百人一首】覚え方のコツは?最短で覚える方法や最初に覚えておくべき札も解説

この記事では、百人一首の覚え方を解説します。百人一首はかるたのような感覚で、読み札を聞いて取り札を取る競技・遊びです。小学校の授業で習ったり、実際に百人一首で遊んだりする学級があるかもしれませんね。しかし、百人一首は古典。ポップソングの歌詞のように気軽に覚えられるものではありませんし、ハードルが高くて意欲が出ない…というお子さんもいることでしょう。

この記事では、大人も子どもも使える百人一首の覚え方を解説します。最短で覚える方法や、今すぐ挑戦できる覚え方など、百人一首を学ぶヒントをたくさんご紹介しますよ。

目次

【百人一首】覚え方のコツはある?

意外にも、百人一首の覚え方のコツは「全部を覚えようとしないこと」です。

百人一首に収録されている古典は、私たちにとって聞きなじみの薄いものですよね。それを順番に1つ1つ覚えるのは至難の業ですし、大人も子どもも途中でさじを投げてしまうかもしれません。

百人一首の覚え方は、無理に暗記をしないこと。少しずつ百人一首に触れ、頭に入れていきましょう。

決まり字だけを覚えよう

決まり字とは、上の句が読まれた後に下の句を取って良いことが確定するまでの先頭の数文字のことです。1~6文字まであり、この決まり字を覚えることで、読み札が読まれてすぐに反応することができるようになります。

3文字で取り札が確定するものもあれば、内容が重複していて6文字まで読まないと取り札が決められないものもあります。

決まり字を覚えることから始めると、百人一首を早く習得できるでしょう。

最初に覚えておく札は?

百人一首で最初に覚えておくべき札は、最初に「ひと」と書かれている取り札です。最初に「ひと」と書かれている札は、百人一首の中で9枚あります。お手つきをしてしまったことのある人もいるのではないでしょうか。

「ひと」がつく取り札は、読み札とセットでそれぞれ覚えてしまいましょう。

読み札取り札覚え方
わがそでは しほひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かはくまもなしひとこそらね かわまもなわがそで しくしく
なにしをはば あふさかやまの さねかづら ひとにしられで くるよしもがなひとにしられて くるよしもかななにしが くるよ
わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶねひとにはつけよ あまのつりふね「つ」が対角線上にある
こひすてふ わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひそめしかひとしれすこそ おもひそめしか来い、シカ
やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへばひとめもくも かれぬおもへはやまざとの、さと
いまはただ おもひたえなむ とばかりを ひとづてならで いふよしもがなひとつてらて いふしもかいまは、ナヨナヨ
あふことの たえてしなくは なかなかに ひとをもみをも うらみざらましひとをもをも うらさらましおおこ(あふこ)みみ
わすらるる みをばおもはず ちかひてし ひとのいのちの をしくもあるかなひと をしくもあるかなわすら ののの
やへむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけりひとこそみえね あきはきにけり「え」が真ん中にある

太字になっている部分が、語呂合わせで覚えるための部分です。こちらも、前述した「決まり字」のように、一部分だけをくっつけて読み札と取り札のセットにするという覚え方です。全部を暗記する必要はありませんので、ご安心ください。

まとめ

百人一首の覚え方について解説しました。最短で覚える方法は、決まり字の部分だけを語呂合わせで覚えること。百人一首は歌のすべてを暗記せずとも、決まり字だけで強くなれる可能性がありますよ。また、最初に覚えておく札は「ひと」がつく9枚の取り札です。ここを押さえておくだけで、百人一首で勝てる確率が上がるでしょう。

百人一首を覚えたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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