有名人の留学がここ数年で急増しています。芸能人として世界レベルで長く活躍するため、芸を磨きに海外進出する人が多いようです。実際、留学を終えて英語力を活かしたお仕事をしている俳優さんもいれば、海外でダンスなどのパフォーマンススキルを磨いて日本のステージで披露するアイドルもいます。
今回は、海外留学経験のある有名人を5組ピックアップしてみます。どんな理由で留学し、帰国後はどんな活動をしているのかもまとめました!
TravisJapan(2022年・アメリカ)
今年3月から、ジャニーズJr. の人気7人組ユニット・TravisJapan メンバーがアメリカのロサンゼルスに留学中です。ジャニーズ デビューを控えていると思われた矢先の突然の留学発表にファンを大きく困惑させたTravis Japan メンバーですが、デビューを目指しての修行の旅ということで、ダンスや歌、表現力を磨くために留学を決意したようです。
AGTで爪痕を残したTravisJapan !10月末に世界デビュー決定
TravisJapanは「修行」という名目でアメリカに旅立ちましたが、その後の華々しい活躍についても見ていきましょう。
留学から4ヶ月が経過した今年7月、アメリカの人気オーディション番組『America’s Got Talent』に出演。審査員の圧倒的賞賛を受けて予選を通過し、セミファイナルまで進むという実績を上げました。ファイナルに進むことはできませんでしたが、SNSでは審査員からの賞賛コメントが続々。
「Travis Japanがこのステージに輝きとエネルギーをもたらした」
「彼らのダンスから学ばせてもらった」
「パフォーマンスが終わっても彼らのことを考えている」
など、世界中から熱いコメントが寄せられたそうです。
この活躍がアメリカの大手レコードレーベルの目に留まり、TravisJapan メンバーたちは遂に10月28日に全世界デビューすることが決定しました。
ウエンツ瑛士(2018年・イギリス)
有名人の海外留学で記憶に新しいうちの1人が、ウエンツ瑛士さん。イギリスで1年半、ミュージカルの勉強をされていましたよね。帰国後も同じ事務所に所属したまま、主にバラエティー番組やワイドショーのコメンテーターとして現在も変わらない活躍を見せています。
肝心の演技のお仕事はというと、1年に1つの作品に出演する程度で、あまり精力的に活動していないようです。しかし、英語力は飛躍的に伸びたようで、今ではお芝居でイギリス人の役を引き受けられるほどのレベルなんだとか!
大島優子(2017年・アメリカ)
アイドルとして最前線で活躍し続けてきた大島優子さんも、実は海外留学経験者。「AKBの大島優子」として見られる日本の芸能界を離れたいという思いから、留学を決断されたそうです。アメリカでは誰も大島優子さんのことを知らないので、自己紹介から入るという普通のことがとても新鮮だったと話していました。
帰国後もNHKの朝ドラに出演するなど精力的な活動を見せており、2021年には俳優の林遣都さんと結婚。2022年8月には第1子の妊娠を発表され、身重な状態で芸能活動を続けられています。
佐藤健(2015年・アメリカ)
映画やドラマに引っ張りだこだった印象の強い佐藤健さんも、実はアメリカに二度も留学していたんです。「日本の作品を海外にも届けたい!」という一心で、お仕事の合間を縫っての留学を決意されたのだとか。
一度目の留学は3ヶ月、二度目は1ヶ月と短期ではありますが、アクターズスクールに通ったり、ミュージカルの観劇に通い詰めたりと、とてもアクティブな時間を過ごしたそうです。
留学後に飛躍!表現力や演技力に磨きがかかった佐藤健
佐藤健さんの場合、むしろ留学を終えて帰国してから人気が爆発したという印象が強いですね。留学前の『仮面ライダー電王(2007年)』や『ROOKIES(2008年)』がヒット作となったものの、今ほどの活躍は見られませんでした。
留学から帰国して3年後の2018年にNHKの朝ドラ『半分、青い。』とTBS系のドラマ『義母と娘のブルース』という2つのドラマを掛け持ちした上、双方の作品で正反対の役を演じたことでその演技力の高さが世に知れ渡ることになりました。長年若手俳優のトップを率いてきた佐藤健さんですが、30歳を過ぎて演技力の幅や表現力を広げ、新たな魅力を武器に活躍し続けています。
渡辺直美(2014年・アメリカ)
日本の有名人の中でも「留学」「海外」というイメージが強いのは、渡辺直美さん。といっても留学は3ヶ月の短期間だったそうです。それなのに、今「海外」「アメリカン」のイメージが強いのは、2021年から活動拠点をアメリカに移しているからなんです。
海外留学で身につけた英語力と交渉力を活かし、アメリカでは現地人に仕事の交渉を全部ご自身でされているそうです。「どれだけ口で語ってもダメ。その場で芸を披露しないと納得してもらえない」と語っていたことも。アメリカで1から10まで全て自分でプロデュースしていることがどれだけ凄いことか分かりますね。
まとめ
海外留学経験のある有名人を5人ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
みなさん個人的な理由というよりも、仕事の幅を広げるための修行として旅立つ人が多い印象を受けますね。海外留学は英語力の向上だけでなく、世界観や物事の考え方、ひいては人生観までも変えてくれるきっかけになることがとてもよく分かりました。
海外留学から帰国された有名人の方々はとても晴れ晴れとしていて、留学前よりも前向きな気持ちでお仕事に精を出していらっしゃるので、今後のさらなる活躍も楽しみです!