【国家資格】日本語教師は危ないからやめたほうがいい?年収・難易度・求人も調査

【国家資格】日本語教師は危ないからやめたほうがいい?年収・難易度・求人も調査

昨今「日本語教師になるのはやめたほうがいい」という意見が増えてきているのをご存知ですか?日本語教師は、外国籍の生徒に日本語を教える素敵な仕事ですよね。日本の歴史や文化、時には流行まで教える幅広い業務内容が特徴です。なんと日本語教師は、2024年4月から国家資格になり、文部科学大臣の登録を受けることができるようになりました。

この記事では、日本語教師はやめたほうがいいといわれる理由や、気になる仕事内容を解説していきます。

目次

日本語教師はやめたほうがいい?気になる理由とは

日本語教師はやめたほうがいいといわれる理由は、主に以下の3つです。

  • 業務量が多いから
  • 給与が安いから
  • 正規雇用が少ないから

業務量と給与が身合っていないこと、また正規雇用が少なく不安定な業務形態になってしまうことが挙げられます。安定志向の人は、日本語教師をやめたほうがいいといわれるかもしれませんね。それぞれの理由を詳しく解説していきましょう。

日本語教師はやめたほうがいい理由①業務量が多いから

日本語教師はやめたほうがいいといわれる理由は、業務量が多いからです。日本語教師は、日本語を母語としない生徒に対し日本語を教える仕事ですが、実はそれ以外にも幅広い業務があります。教えている学校の来客対応や事務仕事を兼任するケースが多く、日本語を教えることだけが仕事ではないのです。また、教師なので授業や行事の準備など、持ち帰りの仕事が多いともいわれています。

日本語教師はやめたほうがいい理由②給与が安いから

日本語教師はやめたほうがいいといわれる理由は、給与が安いからです。日本語教師は業務量が多いと先にご紹介しましたが、その業務量に対して給与が安いといわれています。厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」によると、日本語教師の平均年収は約493万9000円とされています。

【参考サイト:Yahooニュース

月収にすると約23万6000円、時給だと1コマあたり1,850~2,460円という結果が出ているそうです。こう見ると東京都の最低自給である1,113円を上回っており、安くはないと思われますが、あくまで「業務量に対して」低いという認識が広まっているのでしょう。

日本語教師はやめたほうがいい理由②正規雇用が少ないから

日本語教師はやめたほうがいいといわれる理由は、正規雇用が少ないからです。厚生労働省によると日本語教師はボランティアも募集しています。2022年度に文化庁が発表したデータによると、なんと49%がボランティアで、36,1%が非常勤雇用だそう。正規雇用されている日本語教師はわずか14,9%しかいないそうで、安定した収入を得るには狭き門であることが分かりますね。

【参考サイト:Yahooニュース

日本語教師の難易度は?

日本語教師は、2024年4月から国家資格になりました。そこで気になるのが、どれほど難しいかですよね。日本語教師になるために重要な資格の1つは「日本語教育能力検定」です。必須条件ではないそうですが、多くの職場では上記の資格が応募条件に含まれているようです。合格率は17~20%とやや低かったそうですが、年々上昇傾向にあることが分かっています。最新のデータによると、令和5年度の合格率は30%だったそうですよ。

【参考サイト:アガルートアカデミー

日本語教師の求人はある?

日本語教師の求人は、今後増えていく見込みにあるとされています。2022年より、日本語教育機関(日本語学校など)に対して日本語の専任教員を3名在籍させることが義務付けられました。

【参考サイト:ハピネス行政書士事務所

そのため、今後日本語教師の需要は高まっていくとみられますが、労働に見合った給与が支払われるようになるかどうかも、注目ポイントでしょう。

高い年収を目指したい人は、海外の日本語学校で働くことも手段の1つです。賃金水準の高い国では、日本語ネイティブである教師は重宝されます。

まとめ

日本語はやめたほうがいいといわれる理由について解説しました。サービス残業の多い日本社会ですが、日本語教師もまたやめたほうがいいといわれるくらい過酷な労働になるようです。年収は高くありませんが、海外の生徒さんとつながったりやりがいを感じたりする仕事であることは間違いないでしょう。日本語教師を目指したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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