朝ドラのモデル『三淵嘉子』の家系図！父親は誰？夫や息子はいる？

俳優・伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説・朝ドラ『虎に翼』のモデルとなった三淵嘉子（みぶちよしこ）さんの家系図について調査します。三淵嘉子さんは家系図だけでなく、自身も日本初の女性弁護士という肩書を持つ人物です。

しかし、父親や夫の経歴もまたすごかったんです！夫との死別も経験している、波乱万丈な人生を送ってきた三淵嘉子さん。家系図や経歴を徹底解説していきます。

三淵嘉子の家系図を徹底調査！

まず、三淵嘉子 家系図から見ていきましょう。

三淵嘉子さんの家系図によると、三淵嘉子さんは武藤家の長女として大正3年に生まれました。

父親の武藤貞雄さんは台湾銀行に勤めており、三淵嘉子さんはシンガポールで生まれたそうですよ。その後、父親の転勤でニューヨークに移り住み、帰国してからは東京都渋谷区で暮らしていました。

「普通のお嫁さんにはなるな」父の教え

三淵嘉子さんは、幼い頃から父親にこんな教えを説かれていたそうです。

“ただ普通のお嫁さんになる女にはなるな、男と同じやうに政治でも、経済でも理解できるようになれ、それには何か専門の仕事をもつ為の勉強をしなさい。”

【参照：明治大学】

良妻賢母ではなく、自立した女性になれという父親の言葉を胸に、三淵嘉子さんは高校を卒業後、法律を勉強しようと決意したそうです。そして当時、女性に対し唯一法学の門戸を開いていた明治大学専門部に入学しました。その後、明治大学に編入しているそうですよ。

なお、三淵嘉子さんが大学に入学する際、母親のノブさんは「女性が法律の勉強なんてしたら嫁に行けなくなる」と泣きながら猛反対したのだそう！

結婚し子をもうけるも夫と死別

三淵嘉子さんは27歳のとき、最初の夫である和田芳夫さんと結婚します。

2年後に息子が生まれますが、夫の和田芳夫さんは徴兵先で病気を患い亡くなってしまいます。一人息子を育てていくため、明治女子専門学校の助教授をしながら、弟やその妻子たちと疎開を経験します。

和田芳夫さんが亡くなって10年後、裁判官をしていた三淵乾太郎さんと再婚。

このときすでに三淵嘉子さんは日本初の女性判事となっていましたが、夫・三淵さんの影響もあり、裁判所長を目指すようになったそうです。

三淵嘉子と三淵乾太郎の間に子どもはいない

三淵嘉子さんと再婚相手・三淵乾太郎さんの間に子どもはいないことが分かっています。

三淵嘉子さんには、最初の夫・和田芳夫さんとの間に生まれた息子・芳武さんがいます（2020年に死去）。

芳武さんは優しい性格として知られ、嘉子さんが三淵乾太郎さんと再婚した後も和田姓を名乗り続けていたそうですよ。

三淵乾太郎さんもまた前妻と死別しており、4人の子どもがいました。お互いに大切な子供たちがいたため、彼らに精いっぱいの愛情を注ごうと考えたのかもしれませんね。

なお、三淵嘉子さんは1984年に、夫の三淵乾太郎さんは後を追うように1985年に亡くなっています。

まとめ

朝ドラ『虎に翼』の伊藤沙莉さんが主演を務める主人公・寅子のモデルとなった、日本初の女性弁護士・三淵嘉子（みぶちよしこ）さんの家系図について調べてみました。

台湾銀行に勤める父親のもとに生まれ、幼少期から海外経験も多かった三淵嘉子さん。

「普通のお嫁さんになるな」という父の言葉を胸に、日本初の女性弁護士となり、人生を懸けて法律家を目指した生涯でした。辛い出来事を経験しながらも、愛情に満ちた人生だったことでしょう。そんな三淵嘉子さんの生涯を描いた『虎に翼』の、今後の展開も楽しみですね。