サンクスギビングとは?何をする?伝統料理や歴史を徹底解説!

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サンクスギビングとは?何をする?伝統料理や歴史を徹底解説!

この記事では、サンクスギビングとは何かをわかりやすく解説します。サンクスギビングとは、アメリカ合衆国とカナダの国民の祝日を指します。感謝祭とも呼ばれ、起源は1621年。アメリカの開拓者が初めての収穫を祝ったことに由来し、現在は家族や友人が集まりお祝いをする祝日となりました。アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日に、収穫や日々の恵みに感謝するサンクスギビングのお祝いをします。サンクスギビングには何をするのか、何を食べるのかなど、くわしく見ていきましょう。

目次

サンクスギビングには何をする?

サンクスギビングとは、アメリカやカナダで家族や友人と過ごす家庭中心の祝日です。過ごし方は、地域や家庭によって多少異なりますが、基本的には日々の恵みや収穫に感謝しながら、大勢で食事を楽しむ日です。このあとご紹介しますが、サンクスギビングの定番料理を作って食卓を囲んだり「Thanksgiving Prayer」と呼ばれるお祈りの時間をもうけたりします。ほかにも伝統的なアクティビティがありますので、ご紹介します。

フットボール観戦やボードゲーム

家族団らんの時間を大切にするアメリカやカナダでは、サンクスギビングに家族でフットボールを観戦したり、ボードゲームで遊んだりする風習があります。フットボール観戦は、大勢集まれば集まるほど盛り上がり、絆が深まりそうですね!また、サンクスギビングの部屋の飾りつけは子どもたちが担当することも多くあるそうですよ。

ブラックフライデー

サンクスギビングは感謝祭であると同時に、ホリデーシーズンの始まりでもあります。サンクスギビングの翌日から始まる大きなセール「ブラックフライデー」に備えて、買い物リストを作成したり、買い物の予定を立てたりするのも、サンクスギビングの醍醐味でしょう。ブラックフライデーで購入するものを家族で相談するのも、楽しい時間ですよね。

サンクスギビングの伝統料理

サンクスギビングの食卓には、感謝と豊穣を象徴する料理がふるまわれます。ここでは、特に有名なものをピックアップしてご紹介します。日本でも食べられるものがありますので、気になったらお店やレシピをチェックしてみてくださいね。サンクスギビングは日本に直接かかわりのある祝日ではありませんが、日々の収穫や恵みに感謝するのは、人類共通ですよね。家族や友人と、サンクスギビングについて語り合いながら食事を楽しむのも良いでしょう。

参考:留学ワールド

七面鳥(ターキー)

七面鳥はサンクスギビングの中心料理です。家庭では、丸ごとローストするのが定番。塩やハーブ、バターで下味をつけ、オーブンでじっくり焼き上げます。皮はパリッと、中はジューシーに仕上げるのがポイントですよ。七面鳥は、アメリカでは圧倒的な人気を誇り、スーパーではサンクスギビング前に冷凍・生のものが大量に販売されるんです。日本では大型スーパーや一部の輸入食材店で購入できたり、ホテルやレストランで食べられたりすることがあります。

スタッフィング

スタッフィングとは、直訳すると「詰め物」という意味です。パンや野菜、ハーブを混ぜて、七面鳥の中や別皿に詰めて焼いた料理を指します。家庭では玉ねぎ・セロリ・パンなどをバターで炒め、ローズマリーやタイムなどのハーブで味付けします。七面鳥の旨味が染み込み、おしゃれで風味豊かな付け合わせになりますよ。アメリカの家庭では、七面鳥と同じくらい人気が高く、サンクスギビングに欠かせません。日本では家庭で作る人は少ないですが、料理教室やレシピ本で紹介され、ホテルのサンクスギビングメニューで提供されることもあるそうです。

クランベリーソース

クランベリーソースは、甘酸っぱい赤いソースで、七面鳥やスタッフィングと一緒に食べられる料理です。家庭では、冷凍クランベリーに砂糖と水を加えて、煮詰めて作ります。本場アメリカでは市販品も多く、家庭料理でも必須の一品なんです。甘酸っぱい味が七面鳥の濃厚さを引き立て、サンクスギビングの食卓には欠かせません。日本では生のクランベリーが手に入りにくいですが、ジャムや缶詰、冷凍クランベリーで代用できますよ。レストランでも、七面鳥料理に添えられることがあります。

マッシュポテトとグレイビーソース

マッシュポテトは、茹でたジャガイモをつぶしてバターや牛乳で滑らかにしたシンプルな料理。そしてグレイビーソースは、七面鳥の肉汁に小麦粉やブイヨンを加えて作るソースです。家庭では、マッシュポテトを作ってグレイビーソースをかけるだけで、豪華な付け合わせになるでしょう。サンクスギビングの定番で、家庭でもレストランでもほぼ必ず提供されるとか!日本でも、サンクスギビングのイベントやアメリカ料理店で楽しめます。

パンプキンパイ

パンプキンパイは、かぼちゃのピューレに砂糖と卵、そしてシナモンやナツメグなどのハーブを混ぜ、パイ生地に流して焼くデザートです。家庭ではオーブンで焼くのが基本ですが、日本にはアメリカのように大きなオーブンがないので、なかなか作る機会もないですよね。サンクスギビングを象徴するデザートで、簡単レシピが多く公開されています。日本でも輸入食材店やホテル、カフェで提供されることがありますよ。

サンクスギビングの歴史

サンクスギビングの起源は、17世紀初頭のアメリカにさかのぼります。1621年、イギリスからアメリカに渡った清教徒が、初めての豊作を祝い、地元のネイティブアメリカンと収穫を分かち合ったことが始まりとされています。その後、各地で秋の収穫を祝う習慣が広がりました。1863年に、当時のリンカーン大統領が11月の第4木曜日を「国民の祝日」として定め、現在の形になりました。カナダでは少し早く、10月の第2月曜日に同様の感謝祭を祝っています。

参考:オールアバウト

まとめ

サンクスギビングは、家族や友人が集まり、日々の恵みや豊かな収穫に感謝するアメリカやカナダの伝統的な祝日です。1621年の清教徒たちの収穫祭に由来し、七面鳥やパンプキンパイなどの料理を囲みながら過ごすのが一般的。食事や団らんを通じて感謝を分かち合うこの文化は、現代でも大切に受け継がれているのですね。日本のお正月文化にも似ている、このサンクスギビング。家族の絆を深め、感謝の気持ちを再確認する特別な一日なんです。

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